macbook airが発売された当初、ディスクドライブがないことに驚いた方も多かったのではないでしょうか?
CDメインだった音楽業界が衝撃を受けたのは隠せません。
そんな中でも、一定の音楽マニアからは常に需要があったのがレコードとカセットテープ。
自身が”音楽マニア”なアーティストは、CDだけでなくアナログレコードでのリリースも行い続けていました。
2010年代に入ると、レコードは”お洒落なもの”という価値観が強くなったように感じます。
少し前までは古臭いと考えられていたものが、インテリアや”音楽好き”の意思表示のひとつとして人気が再び出始めたのです。
さて、ここで少々微妙な立ち位置なのがカセットテープです。
カセットテープは愛らしいものの、インテリアにはなりません。
ではどうしてカセットテープが流行ることになったのでしょうか。
【カセットテープの注目】
カセットテープでのリリースが近年、インディーズアーティストの中で注目されています。
カセットテープの魅力とは音源制作をするアーティストにかかる費用の軽さと、カセットテープそのものの愛らしさではないでしょうか?
若い世代からするとカセットテープというものは、手間がかかるし面倒くさいけど、そこがおもしろい、というものであると思います。
一種のおもちゃや嗜好品の要素が強いのでしょうね。
【手元に残る嬉しさ】
スマホやメモリー式のMP3プレイヤーが当たり前の世代では、音楽を買うという行為をより身を持って体験したいのではないでしょうか?
経済的にもバブル破綻と同時に生まれた現在の20代。
ダウンロードのみでは楽曲のデータがPCなどに残るだけで、実物は手元に残りません。
しかしアナログ媒体の発売方法の多くは、レコード+パソコン用の曲データダウンロードコードのスタイル。
これならデータと実物の両方をゲットできますよね。
アナログの媒体は専用のプレイヤーで自宅などで楽しみつつ、ダウンロードした楽曲はケータイやPCで外に持ち出せます。
お金の使い道にシビアになっているご時世なので、重み(=実体や実物)のある売買がしたくなるのかもしれません。
【音質の良さ】
カセットテープはかわいく愛らしいだけでなく、音質がいいのも魅力。
ちなみに、
アナログレコード→カセットテープ→CD→MD
が音質のいい記憶媒体の順番。
カセットテープはウォーミングで角のやわらかい音ながら、迫力ある音量と音質を楽しむこともできます。
とくに特別大きな音量で流したときに大いに実感できます。
試せる機会があったら、試してみてくださいね。
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