こんにちは。
突然ですが、あなたは煙草を吸いますか?
筆者は喫煙者です。
最近では世界的に公の場所での喫煙を取り締まる法律などができ、
喫煙者にとっては肩身の狭い世の中になってきました。
そして、煙草の値上がりなどもあり全体の喫煙者数は減ってきています。
しかし、ここで興味深いデータがあります。
男性の喫煙者数は年齢が下がるほど減っていますが、
近年、20代から30代の若い女性の喫煙者数があがっているのです。
健康に悪い、または習慣性が高いと知っていて、彼女たちはなぜ煙草を吸うのか。
筆者自身健康を考えて禁煙を始めたこともあるのですが、1カ月と続きませんでした。
今回は、喫煙をすることのメリットとデメリットについておはなししたいと思います。
1 喫煙のメリット
まずは喫煙することのメリットから。
これは煙草を吸う方の多くが、寝不足など眠たいときの眠気ざましとしての覚醒作用を求めていたり、
単純に煙草を吸うことでリラックスすることができるから、と答えるでしょう。
ここで喫煙をすることによってどうして脳が覚醒作用を起こすのか、
そして酩酊感を伴うリラックス感を感じるのかということを説明します。
実は煙草の主成分であるニコチンが、
どうして脳に作用するのかということは科学的にははっきりしていません。
ですがひとつだけはっきりしていることは、
ニコチンは「興奮作用」と「沈静作用」という相対した作用を脳にもたらす、ということです。
簡単に言ってしまえば、覚醒作用を求めて煙草を吸っているときは「興奮作用」を、
リラックス感を求めている場合は「鎮静作用」を、それぞれ人間の脳が使いわけているのです。
よって、喫煙者は煙草を吸うことによってある種の快感を得ているわけですね。
人間のからだって不思議です。
2 喫煙のデメリット
さて。メリットばかりのはなしをしていても仕様がありません。
お次は、女性が喫煙するにあたってのデメリットについておはなしします。
妊娠中の喫煙が胎児の成長に影響するというのは有名なはなしですよね。
妊婦さんが煙草を吸うことによっておなかのなかの赤ちゃんにダメージをあたえてしまうことと言えば、
出産時の低体重、そして早産や流産になってしまう可能性があがる、ということでしょうか。
喫煙者の妊婦さんには耳の痛いはなしですが、
胎児の低体重化は煙草の本数に比例する、とも言われています。
また、ニコチンは血管を収縮させる作用があります。
このことによって、おなかの赤ちゃんにうまく栄養が行き届かなくなり、
身体的、知的な障害を持って生まれてきてしまう可能性が高くなるというデータもあります。
これらは医学的に根拠のあるものです。妊娠中は特に禁煙を心がけてください。
また妊娠していない状態でも、やはりからだへの影響はすくなくありません。
ニコチンの他にも含まれているタールやアンモニアは女性ホルモンの分泌を抑えてしまいます。
女性ホルモンの分泌が極度に減少してしまうと、
卵巣機能不全や子宮頚がんなどの婦人科系の病気を引き起こしてしまう可能性が高くなります。
また、経口避妊薬(ピル)を服用している方は、
非喫煙者に比べて血栓症のリスクが多くなるといった副作用が報告されています。
そして生殖器への影響以外にも、
喫煙は肺などの呼吸器系、心臓などの循環器系などに悪影響を及ぼします。
これは女性だけではなく、男性にとっても大きな問題ですね。
いかがでしたか。
今回は女性だからこその喫煙によるデメリットを重点的におはなしさせていただきました。
また、男性は煙草を吸っているというだけで、
その女性を恋愛対象外と感じてしまうというはなしもよく聞きます。
そのような意味でも、いちど禁煙を考えてみてもいいかもしれませんね。
筆者もこれを機に、また禁煙に挑戦しようと思います。
No Comments