「その人のためなら、自分を犠牲にしてもかまわない。その人のためなら、どんな嘘でもつける。その人のためなら……」
こんな言葉からはじまる、予告トレーラーをはじめて目にしたときは衝撃的でした。
放映されたのは何年か前のことで、何で今更？と思うかもしれませんが、再放送を観てしまいすっかりハマってしまったのがわたくしです。笑
そんなわけで今回はドラマ「Nのために」の魅力についてご紹介しようと思います。
あらすじ
まずはあらすじを。
超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。
それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。
なぜ夫妻は死んだのか？
それぞれが想いを寄せるＮとは誰なのか？
切なさに満ちた純愛ミステリー。
読めない展開と、最後まで分からない真実
「純愛ミステリー」と呼ばれるnのためには、複雑に入り組んだ構造と筋立てになっています。
”あの日”からはじまり、回想形式でストーリーが進んでいき、最後にあの日を迎えることになります。
また、ドラマの中の人物が最後まで知ることのできない真実、これをテレビの前にいる自分だけが知ることに。
ドラマを最初から最後まで飛ばさずに観ないと、ストーリーは読み解けないでしょう。
また、
「そうじゃないのに」
「本当はこうなのに」
観ている側が心の中でそう思ってしまうもどかしさすら、このドラマの楽しみのポイントなのでしょう。
美しすぎて、危険な純愛
ストーリーの中で描かれていくのは、交差しすれ違っていく真実と、自分にとっての”N”への想い。
相手を想いすぎているからこそ言えなかったこと。その真実がどうであれ、相手を想い続ける。たとえそれが相手の罪をかぶるようなことでも。
そんな美しく危険な純愛をあらゆる場所で描いています。
観ていて、時に痛々しいとも思ってしまう場面もありました。それこそが、このドラマの魅力でしょう。
サントラが美しい
ストーリーを美しく、壮大に彩るのは素晴らしい音楽です。
ギター畑出身のわたしからして、ギターだらけで非常に嬉しいサウンドでした。笑
特に印象的なのがこのナンバーではないでしょうか？
切ない展開をするときに流れるこの曲ですが、ドラマを観始めてからしばらくは耳から離れなくなりますよね。笑
そんな音楽を担当したのは「横山 克（よこやま まさる）」さんです。
他、多数のアーティストやドラマの作曲、編曲を担当しています。
いかがでしたか？
邦画ドラマ「nのために」の魅力をご紹介しました。
レンタルDVDなどで最初から最後まで飛ばさず、じっくり観てみてくださいね。
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