婦人科ってこんなとこ。

こんにちは。
今日は3ヶ月に1度の婦人科の通院日でした。ノノです。

過去の記事で書かせていただきましたが、
私は数年前から子宮内膜症で婦人科に通院しています。

現在は通院の頻度も落ち着き、
3ヶ月に1度通院し半年に1度の内診、1年に1度の子宮癌検診、
ここ2年程は大体このような流れで治療を続けています。

服用している薬や子宮内膜症という病気については以前詳しくお話しさせていただいたので、今回は私が初めて婦人科を受診した時の事を思い出しつつ、
おおまかに婦人科はこういう所です、というお話しをさせていただきます。

まずは私の(と言うより、私の婦人科的な)プロフィールを。

現在25歳、初潮が来たのが10歳くらいだったと記憶しています。
初めての受診が20歳を過ぎた頃だったので、
約10年ほど月経に悩まされていた事になりますね。
(実は今服用している低容量ピルの関係で4年程生理が来ていないのですが、
その事についてはまた別の機会にお話しできたらと思います。)

生理については「慣れれば段々痛みも収まる」とはよく言いますが、
何年経っても収まる事はなく、
10年間毎月、生理痛が酷い、痛み止めを飲む、胃が荒れる、胃薬を飲む、
胃薬が効いてくる頃にはもう痛い、を繰り返していました。

そしていい加減我慢が出来なくなり婦人科を受診することに。

今も通院している総合病院の産婦人科です。

初めての受診の際に最初に思ったのは、やっぱり「怖い」という事でした。

この記事を書く事になったきっかけでもあります。

あるとき友人と生理痛について話していた時の事ですが、
彼女は怖いから出来るだけ婦人科には行きたくないと言っていました。
「婦人科?行った事ないよ?
内診とかあるんでしょ、痛そうだしなんか怖そうだし嫌だ。」

彼女は怖いのでできるだけ婦人科には行きたくないと言っていました。
20代の女性の中には婦人科を受診したことがない方も多いようです。

これは初めて受診する前の私の産婦人科に対する勝手なイメージですが、
妊婦さん以外の、産科ではなく婦人科の患者さんってどのくらいいるんだろう、
そもそも生理痛で受診してもいいのか、検査とかするんだよな、
でも具体的にどんな検査をするのかはよく知らないし、
内診ってよく聞くけれどなんか嫌だな痛そうだし、
そもそもそんなプライベートな場所を見られたり触られたりするのもな、診察だとしても。

あとやっぱり痛いのは嫌だ。怖い。

でもこれから毎月こんな辛い思いをするのは嫌だ。

という事でようやく決心をし、総合病院の産婦人科へ。

初めて婦人科へ

初めて受診する際にまずお伝えしたいのは、産婦人科外来はとても混んでいます。
できれば総合病院ではなく、評判のいいクリニックなどを探して初診である事を伝えた上で予約をしてから受診をする事をおすすめします。

各病院、クリニックの評判などはネットのサイトなどでも調べられますが、
個人的には婦人科を受診したことのある知人に聞いてみるのがいいと思います。

(低容量ピルの種類が1種類しかない、保険適用のピル処方がそもそもない、そういった病院は医師の診察がなく(!)、血液検査のみで薬をもらっていたという話を別の友人から聞いた事があります…。)

問診票を書く

初めての診察です。
まずは問診票を書きます。これはどこの科でも同じですね。

・どういう症状で受診したか
・過去に婦人科系の病気をしたことがあるか
・現在妊娠をしているか
・現在通院している病院、服用している薬などはあるか
・薬、食品などのアレルギーについて
・喫煙について(吸う場合、何年ほど吸っていて、1日何本ほど吸うか)
・飲酒について(飲む場合、週に何日ほど、どれくらいの量を飲むのか)
・月経について(初経の年齢、閉経の年齢、最終月経、月経の周期、経血の量、
月経痛がある場合痛みはどのくらいか、他に痛みのある場所(腰など)はあるかなど)
・性交渉の経験の有無
・性交痛の有無
・過去の妊娠について(妊娠の回数、分娩の回数、自然流産の回数、人工流産の回数など)
・結婚しているか、入籍の予定はあるか

こういった内容です。
この問診票、ものすごく細かく詳しく書きます。

パートナーのいる場合、相手の情報を求められる事もあります。

特に私は、例えば自分の月経の周期など、
自分でもよく把握していなくて書けなかった欄がいくつかあったので、
自分の身体のことを私は何も知らなかったんだな、
こういう時にちゃんと書けるように自分の体のことは自分でしっかり把握しておかないといけないな、と思ったことを覚えています。

診察室へ

そして受付に問診票を提出し、名前を呼ばれ、診察室へ。

あ、先生、男の人だ。

気にする事はないとわかっていても、最初は緊張して萎縮してしまいました。

診察の回数を重ねていくにつれ気にならなくなるのですが、
やっぱり主治医が女性の方が構えないで話せるな、自分も経験していることな訳だし。
というのが今の正直な気持ちです。
(もちろんとても丁寧に分かりやすく説明してくれる男性医師もいます。)

生理痛が酷く痛み止めが効かないという理由で受診したので、どのあたりが痛いのか、
どのくらいの痛みなのか、痛みはいつから続いているのか、
そういった説明をして別の診察室へ。

次は内診へ

まず、スカートと下着を脱ぎ、診察台に座ります。
この時点で上半身と下半身の間にカーテンが引かれているので、
それにまずびっくりしました。

きっとこちらに配慮していてくれているのだろうなあ、と思いつつ、
わたしはかえって見えない事の方が不安でした。

正直今もエコー入れますね、などと声をかけてもらっても、
やっぱり見えない事は不安なので、
内診に身構えてしまう原因の1つはあのカーテンでもあるのではないかと思います。
(あの謎のカーテン。正直に言うと私は無い方がありがたいです…。)

そして陰部を消毒して、
(何かガーゼのような物で拭いているのだと思われますが、
何せ見えないのでどのように消毒しているのかはわかりません。)

次に触診、膣超音波(エコー)検査と続きます。

触診は膣の中に手を入れて、
反対の手でお腹の上を押して、
どこが痛いですか、と言った感じです。

これは症状によって違うのかもしれません。
そしてエコーの機会を挿入します。
この機械も割とぐりぐりと動かすのでそれにもびっくりしました。

内診の痛みは?

肝心の痛みですが、私は触診やエコーの機械の挿入はあまり痛くなかったです。
ただ、その時の体調や症状、性交渉経験の有無によって感じ方は変わってくるのかもしれません。
もちろん緊張なども影響すると思います。

私の場合症状がだいぶ良くなった今では、
違和感はありますが触診もエコーもほとんど痛みはありません。

そして最初に名前を呼ばれた診察室へ。

診察の結果

結果は子宮内膜症ですね、まずは中容量ピルで月経をずらして、
次の月経が始まった日から低容量ピルを飲む、という方法で行きましょう。
出血が収まったらまたいらしてください、
ということになりました。

そして最後に、前述の定期的な採血とも関係があるのですが、
ピルを服用していると血栓症のリスクが高まるので禁煙をしてください。と、
これは本当に厳しく言われました。
私はずっと禁煙できずにいたのですが、
(結果的に言うと、今は1年ほどですが禁煙を続けられています…。)

私の初診日はおおまかに言うとこういった流れてした。

現在までの経過と子宮頸がん検査について

ピル フリウェル 超低容量 婦人科

そうして服薬治療を続け、現在は全く痛みがないほどに回復しました。

現在も婦人科には定期的に通っているのですが、1年に1度、子宮頸がん検診も受けています。

この検査は子宮頸部の組織を擦り取って検査をします。こちらも全く痛みはありません。

若年層の子宮頸がんの発症の増加も問題になっています。
こちらも定期的な検査を受けていると安心でしょう。

実際初めての診察は不安もありましたが、
どちらかと言うと緊張からくる気疲れの方が大変だったような気がします。
言ってしまえば「こんなもんか」が私の感想です。

初めての事、分からない事は怖いです。
今回は、「婦人科の初診、こんな感じだったよ」というお話をさせていただきました。
辛い生理痛に悩まされている方、普段と体調が違うような気がするな、という方は、
1度婦人科を訪れてみるのもひとつの手かもしれません。

慣れてしまえば、本当に「こんなもんか」です。
長くなってしまいましたが、「婦人科ってこんなとこ。」
私の感じる婦人科はこんなところです。