ガットギターやクラシックギターなど、ナイロン弦の音に惚れ込み、ハマってしまった人へ。
わたしのおすすめしたいアーティストをずらっとご紹介します^^
青葉 市子
小さな身体に小さなギター。
彼女のトレードマークである小さめギター”YAMAHA CS-40J”を抱え爪弾き歌う姿は愛らしいですね。
ギターの腕前は妖々しい雰囲気から、激しいサウンド、やさしく儚い春のため息までをも繊細に表現します。
細野晴臣、坂本龍一、小山田圭吾、U-zhaanなど、著名アーティストとのコラボワークも多く、これからの活躍も期待できる若手の女性シンガーソングライターです。
山田 庵巳(やまだ あんみ)
青葉市子がステージに立つキッカケとなった人物。
12弦ギターの吟遊詩人と呼ばれており、曲は言葉と音たちで物語のように進んで驚くような展開をみせていきます。
あっという間に曲の世界に引き込まれてしまうのが、山田庵巳の魅力でしょう。
ご紹介した曲は代表曲の機械仕掛乃宇宙という10分超えの大作です。
Kings of conbinience(キングス・オブ・コンビニエンス)
キングス・オブ・コンビニエンスはノルウェー生まれアコースティックデュオ。(男性2人組)
反復的に鳴り響くガットギターの切れ間から、ささやくような美しいトーンのツインボーカルが聞こえます。
驚くべきはギターワークと歌の両立。
ライブを実際に観る機会はまだないのですが、ギターと歌が絡むように響きわたり大変美しいです。
Django Reinhardt(ジャンゴ・ラインハルト)
ジャンゴ・ラインハルトはジプシー・ジャズ(ジプシー・スウィング)というジャンルをつくりだしてしまった人物です。ちなみにジプシーとはヨーロッパで暮らす移動系民族を指しており、ジプシーたちの伝統音楽とジャズを融合させたというわけです。
ジャンゴ・ラインハルトをはじめて聞いたギタリストはきっと皆、「ギターやめよっかな。。。」と思うはずです。笑
ギターといえば、それまでは伴奏楽器として扱われていましたが、ここでジャンゴは花形楽器としてギターでメロディーを弾きはじめました。
多くのアーティストが今でも影響を受けているといえますね。彼がギターを弾いていなかったら、何か現世の音楽におけるギターの立場が変わっていたかもしれませんね…。
それほどのテクニックの持ち主で、何より彼が有名なのがライトニングと言われる”速弾き”です。
とにかくものすごいスピードで音を繋いでいきます。ジプシーでメロディーを担当するバンジョーの演奏経験が豊富な彼独自の弾き方なのでしょう。
と、今回ご紹介したのは速弾きの様子がそれほど登場しない彼のソロ作品です。
速弾きばかりが注目されてしまいますが、ギター1本で奏でる味のある甘い演奏も魅力的。堪能してみてくださいね。
Joe Pass(ジョー・パス)
あれ、ジョー・パスってエレキギターでジャズを弾いてるのでは…?
と思った方におすすめなのが、彼のガットギターのソロ作品「Unforgettable(アンフォーゲッタブル)」と「Song for ellen(ソング・フォー・エレン」。
今回ご紹介している動画はソング・フォー・エレンというアルバム。エレンとはジョー・パスの奥さんで、当時病気がちだったようで、オレンジケーキのような身の詰まったやさしさと愛溢れる演奏ですね。
タイトルソング「ソング・フォー・エレン」は2:44〜。
アルバム全体が落ち着きのある、腰を据えたような安心感があり、ぼわーっと身を委ね聞き込んでしまうサウンド。
ジョー・パスの息づかいやタッチ、すべてが近く、彼の音楽をダイレクト感じられる作品です。
有名なナンバーも彼ならではの素敵なアレンジに。
ジャズ畑の人もクラシック畑の人にもおすすめできる作品です。
いかがでしたか?
もっともっとガットギターの世界にハマりましょう!笑
No Comments