【ハンドメイド品の販売】値段の考え方や付け方のポイント

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ハンドメイドアクセサリーの販売ページを見ていて驚くのが、値段の付け方の違い。

原価が安いプラ板などで3000円、スワロフスキーのピアスが600円……。

あなたは値段の付け方をどうしていますか?

今回は値段をつけるときのポイントやわたしなりの考え方をご紹介いたします。

1.原価との兼ね合い

まず販売金額を設定するときに視野に入れるべきは商品の原価。

素材、パーツは多くの場合セット売りされていると思いますが、パーツの販売金額÷パーツの個数=で1個あたりの金額が出ます。
そうして、全てのパーツの値段を足していくと、その合計が原価となります。

ここに手間賃、デザイン料などを足し、値段をつけるのです。洋服でいうところの、使っている生地や素材です。
ポリエステルやポリウレタンが多いと安くなる傾向にあり、コットン、シルク、高級なリネンなどになると少々値段帯が上がります。原価は必要なパーツを安い値段で仕入れることができれば下がるので、自分にとってお得なお店を見つけたり、まとめ買いすることがおすすめです。ですが、原価は無理に削ることばかり考えてネットサーフィンしまくるよりは、どんどん新しいデザインを考えることに時間を使った方が作品づくりも進みますし、楽しいはずです。笑

2.手間賃

次は、それらを作る手間について。

1時間にどれくらい作れるか、また、一つ作るのにどれくらい時間がかかるのか。
これもよく考えて値段設定するといいでしょう。

技術的に難しいものだったり、特殊だったりすると、少しくらい高くてもいいでしょう。

洋服で例えるなら、シャツなどでしょうか。
高級なシャツは職人が手縫いで大変美しく仕上げます。仕立てや着心地、着用中のシルエットさえうっとりするほどです。
素晴らしいシャツだからこそ値段が高くても欲しい人がいる。だから、値段が高くとも売れるのです。

3.デザイン料

次に、デザインに対する価値です。

これは少々難しいのですが、
例えば先ほどの1の原価の部分でお話ししたような、洋服の生地で考えてみましょう。

洋服の生地がポリエステルやコットンだったとしても、それに5万円も10万円払う人がいるのは事実です。

それはなぜか…?

それは、その洋服の見た目やデザイン、精神性や世界観による大きな付加価値が存在しているからです。

代表的な例はドメスティックブランドではないでしょうか…?
ブランドのデザイナーやアーティストに惚れ込んでおり、そのファンなら、素材がどんなものであれ関係ありません。

世界観を上手く作り込めればあなたの商品に価値が付き、値段が多少高くとも売れるでしょう。

販売価格を高くしすぎることに罪悪感を持つ必要はない

たとえ材料がプラ板のみだったとして、原価が100円以下だとしても、3000円など相場から見て高め値段をつけることに罪悪感を持つ必要はありません。

欲しいと思えば、いくらでも払う!という人もいますし、デザインが好きだから、ちょっと高くても買うという人もいます。

要はそれにお金を払って購入してくれた時点で取引が成立するのです。

最初は多少高めに出品し、売れなければ値段を下げるという方法でもいいでしょう。

 

いかがでしたか…?

作品を販売する際は参考にしてみてくださいね!


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