こんにちは、ノノです。
あなたは人生の過ごし方について考えることはありますか?
今回は人生の休暇中のあなたや、休日のまえの夜などにじっくり観たい、
泣ける映画を3本紹介したいと思います。
1.チョコレートドーナツ(2012年、アメリカ)
1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)、
と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。
母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、
一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。
しかし、ルディとポールがゲイカップルということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。
メガホンと取るのは「17歳のカルテ」などのトラヴィス・ファイン。
血のつながりはなくとも、少年を守るため奔走する主人公たちの無償の愛が胸を打つ。(シネマ・トゥデイより)
解説の通り、この映画は1970年代のアメリカの実話をもとに描かれたものです。
このものがたりは決して知らない世界のものではなく、40年ほどまえのすぐとなりの国の話です。
現在は同性同士の結婚が認められているアメリカですが、
この時代のアメリカの同性愛者への風当たりは強いものでした。
すこしまえの日本の実情と比べてみてもいいかもしれません。
家族になりたい、この人を守りたい、と願っても同性愛者というだけでそれが認められない世界。
ゲイであること意外は他の人と何も変わりはないのに、
ゲイであることだけで人を愛することさえ許されない現実。
そして、意外なラストが胸を打ちます。ほんとうにこんな現実があったのかと。
人を愛するということ、家族を想うことについて深く考えさせられる映画です。
2 シザーハンズ(1990年、アメリカ)
エドエワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。
だが、完成直前に博士が急死してしまったため、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。
その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、
化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねてきた。
心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。
そうして家の中へ通された彼は、写真に写っているペグの娘キムに心奪われて、彼女に恋してしまうが…。
鬼才ティム・バートン監督の描くラブ・ファンタジー。
純真無垢な心を持つエドワードはキムに恋をするが、
哀しいかなハサミの手をした彼には彼女を永遠に抱くことはできない。
そんなおかしくて哀しくて美しいラブストーリーを、詩的で夢幻的世界で描いた傑作。
主演のエドワード役を演じる、ジョニー・デップの何とも哀しみに満ちた表情や仕草、
そして彼の心情を代弁するようなダニー・エルフマンの音楽が絶品。(allcinema より)
いまさら説明する必要はありませんね。
現在では鉄板となったティム・バートン&ジョニー・デップのコンビによる最初の映画です。
そして、筆者がいままで観てきた映画のなかでいちばんすきな映画でもあります。
人を愛することの純粋さと高潔さ、そして人間に生まれたからこその傲慢さや切なさ。
そのすべてを美しく、哀しく描いた傑作です。
3 イントゥ・ザ・ワイルド(2007年、アメリカ)
大学を優な成績で卒業したクリス(エミール・ハシュ)は車や財布を捨て、
自由を手に入れるための放浪の旅に出る。
労働とヒッチハイクを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上。
アラスカ山脈の人気のない荒野へと分け入り、捨てられたバスの車体を拠点にそこでの生活をはじめる。
ショーン・ペンが監督を務め、原作は冒険家ジョン・クラカワー著のノンフィクション小説「荒野へ」。
青年が足を踏み入れていく、美しくも厳しいアメリカの大自然の映像も圧巻。(シネマ・トゥデイより)
筆者は原作の小説を読んでからこの映画を観たのですが、
やはり映画というものは言葉だけでは説明できない何かを持っていると改めて実感させられた映画でした。
生きるということとは何なのか、という永遠の課題に悩む現代の大人たちにぜひ観てほしい映画です。
いかがでしたか。
大人になると時間や仕事、いつも何かに追われる日々が続きますよね。
今回は、そんな疲れ切ってしまった心を癒してくれる、
そして人生とは何なのかと改めて考えさせてくれる映画を3本紹介させていただきました。
今回紹介した映画があなたの心のどこかに響いてくれたらうれしいです。
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