こんにちは。
あなたはどんな香水を使っていますか? もしくは使わない派ですか?
正しく使えばぐっと女度をあげてくれる香水。
今回は、知っておくと楽しい香水のあれこれ、についておはなししたいと思います。
1 香水の歴史
現在はおしゃれやたしなみの一種に使われている香水。
しかし、もともとは宗教的な用途や薬として使用されていました。
そして歴史が経つのにつれて、
16世紀から19世紀のヨーロッパでは入浴をすると梅毒などの病気になる、と信じられるようになってゆきます。
そのため普段からお風呂に入る、という習慣が一般的ではなかったので、
この時期の香水はもっぱら体臭を消すために使われていました。
現在のように香水がおしゃれのために使われるようになったのは意外と最近なのですね。
2 香水のしくみ
香水はボトルのなかのそのものの状態で香るものではありません。
なので、コスメカウンターなどで香水そのものの匂いを嗅いだだけでは、
自分がその香りを付けたときにどのように香るのかはわかりません。
そのため、新しい香水を購入する場合などは、
手首などの自分がいつも香水を付ける場所にワンプッシュしてみて、
自分のからだではその香水がどのように香るのか、
トップ・ノートからラスト・ノートまでどのような香りの変化があるのかを試してから決めるのをおすすめします。
さて。ここでトップ・ノートとラスト・ノートという言葉が出てきましたね。
香水は肌に付けた瞬間からその香りを変化させてゆきます。
香水をつけてから10分くらいの最初の香りをトップ・ノート、
20分から30分ほど経ってある程度肌に馴染んできたときの香りをミドル・ノート、
そしてミドル・ノートから香りが完全に消えてしまうまでの香りをラスト・ノートと呼びます。
一般的にはどの香水もトップ・ノートの香調はライトなものが多く、
ミドル・ノートからラスト・ノートに変わるにつれて濃厚なものに変わってゆきます。
3 香水の種類
さて。あなたが普段から使っている香水。
そのなかにもいろいろなタイプのものがあるのはご存じですか?
香水は香りのもととなる香料をアルコールに溶解させることによって作られています。
そのため、アルコールに対しての香料の割合で呼び方が変わってくるのです。
・パルファン…香料濃度15~20%、持続時間はおよそ5~7時間
・オードパルファン…香料濃度10~15%、持続時間はおよそ5時間
・オードトワレ…香料濃度5~10%、持続時間はおよそ3~4時間
・オーデコロン…香料濃度2~5%、持続時間はおよそ1~2時間
当然、アルコールに対しての香料の割合が高いほど香りが強く、香りの持続時間も長いです。
パルファンはその香料の割合が高いので使いこなすのが難しいため、
お店で流通しているいわゆる「香水」はオードパルファンやオードトワレが多いですね。
筆者も Calvin Klein のEscape というオードパルファンを使用しています。
4 香水の付けかた
前述のとおり香水の香りはそのひとの体臭と合わさって香るものです。
そのため、汗の臭いなどと混ざらないためにも、
香水を付けるときはシャワーを浴びたあとなどの清潔な状態の肌に付けましょう。
また、香水の種類によっても付けかたが変わってきます。
パルファンは香りの濃度が高いので、
「点」、イメージ的には肌に1滴、2滴とたらすように付けると強く香りすぎなくて失敗しません。
オードパルファンやオーデコロンは「線」。
香水はだいたいのものがスプレータイプのものが多いので感覚的には難しいですが、
1本の線を描くように付けるとほどよく香ります。
オーデコロンは「面」です。
香水のなかでも香料の割合が低いので、ある程度広範囲に付けても問題ありません。
いかがでしたか。
今回は香水の歴史から種類、そして付けかたについて紹介させていただきました。
これからの季節は特に、
せっかくいい香りを纏っていても付けすぎると人によっては不快に感じてしまったり、
食事の席などでは香りが邪魔をしてしまうため付けてはいけない、などのルールもあります。
あなたもTPOにあわせて、すてきな香りの世界を楽しんでみてください。
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