こんにちは。
突然ですが、あなたは人間ドッグや定期健診に行っていますか?
最近は有名なタレントの方が乳がんで乳房全摘出の手術をうけた、などのニュースがありましたね。
今回は筆者の経験を踏まえて、
多くの女性が悩まされている女性特有の疾病についておはなししたいと思います。
女性特有の疾病のいろいろ
男性のからだと女性のからだはつくりが違っています。
女性ががもっていない器官である前立腺に癌ができてしまう前立腺がんがあるように、
女性にも男性にはない臓器の病気がでてくるわけですね。
わたしたち女性のからだはこどもを産み、育てるために男性にはないたくさんの器官をもっています。
たとえばこどもに母乳をあげるために乳腺の発達した乳房。
こどもが産まれてくるまでの期間を過ごす子宮。
ある程度年齢がいった方はこれらの器官に問題を抱えてしまうことが多いです。
しかし、近年もっと若い世代に主に子宮の病気にかかってしまう女性が増えてきたと言われています。
それでは、ここから女性特有の病気について見てみましょう。
1 子宮内膜症
実は筆者、これから紹介する子宮内膜症の他に後述の子宮筋腫を患っています。
筆者は現在20代前半ですが、最近は10代や20代で子宮内膜症を発症する女性が多いそうです。
子宮内膜症とは、子宮内膜という子宮のなかにある組織が子宮以外で増殖してしまう病気です。
決して珍しい病気ではなく、月経のある女性の10人に1人が抱えている病気とも言われています。
ですが、この病気はどうして発症するかという原因が分かっていない病気でもあるのです。
たとえば筆者の場合、ダイエットのしすぎで生理の周期がおかしくなり、
ついには無月経に近い状態になりました。これが原因ではないかと言われています。
ある日、久し振りに生理がきたと思ったら生理痛がとても酷くて耐えられなくなり、病院へ。
そこで内診やエコーののちに診断されたのがこの子宮内膜症と子宮筋腫でした。
症状としては、生理不順やだんだんと重くなる生理痛があげられます。
この病気のやっかいなところは、
気づかないうちに症状が進行してしまうと不妊症を起こす場合があること、
そして完全に治癒することが難しいというところでしょうか。
治療法はピルなどのホルモン剤の服用でそれ以上の進行を防ぐことです。
筆者もピルの1種であるヤーズ配合錠という薬を服用しています。
2 子宮筋腫
さて、次に紹介するのが、こちらも酷い生理痛を伴う子宮筋腫。
簡単に説明すると、子宮の内外にできる良性の腫瘍です。
良性なので命にかかわる病気ではありませんが、
こちらも30代女性の4人にひとりがかかっていると言われる、非常にポピュラーな病気です。
こちらの病気の原因である腫瘍は良性ですが、本来腫瘍とはあるべきではないもの。
酷い生理痛や月経過多、貧血に悩まされている方は要注意です。
そして筆者の場合と同様、
子宮内膜症にかかっている女性の多くがこの子宮筋腫を併発していると言われています。
その割合は4割から5割ほど。こちらもなかなかやっかいな病気ですね。
3 乳がん
さて。最後に紹介するのが乳がんです。
先にあげた子宮内膜症、子宮筋腫と同じく、
こちらもエストロゲンという女性ホルモンに依存してできる病気です。
現代女性は昔と比べて妊娠、出産のピークが遅いと言われています。
その分月経にさらされる期間が長く、よってエストロゲンが分泌される期間も長いわけですね。
そんな事情によって、これらエストロゲンに依存してできる病気の発症年齢が下がってきています。
乳がんも例外ではありません。
乳がんも癌の一種であるため、「罹りやすい」体質があります。
家族に乳がんの方がいる家系の方は、20歳をすぎたら検診を受けることが好ましいです。
筆者も祖母が乳がん経験者のため、そろそろ検診をうけようかな、と思っています。
いかがでしたか。
今回は「大人なら知っておきたい女性特有の病気について」と題しまして、3つの病気を紹介させていただきました。
どんな病気にも言えることですが、これら3つの病気は特に早期発見が重要となってきます。
すこしでもいつもとからだの様子が違うな、と思ったら迷わず病院へ行ってみてください。
特に生理の不順は子宮の病気のバロメーターです。
以上、大人なら知っておきたい女性特有の病気について、でした。
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